色紙に漫画を描く風刺漫画家のココ(左、通称)とリス(通称)。ココは葛飾北斎からスタジオジブリの「もののけ姫」まで、日本の作品に大きな影響を受けたと語る=2025年9月、パリ(撮影・沢田博之、共同)
 色紙に漫画を描く風刺漫画家のココ(左、通称)とリス(通称)。ココは葛飾北斎からスタジオジブリの「もののけ姫」まで、日本の作品に大きな影響を受けたと語る=2025年9月、パリ(撮影・沢田博之、共同)
 パリのシャルリエブドの旧社屋近くには、テロで亡くなった風刺漫画家らを哀悼する壁画が描かれている。壁画の前に、赤いバラとろうそくが供えられていた=2025年111月(撮影・沢田博之、共同)

 人間にとって「働くこと」は日々の営みであり、世界や時代を映し出す鏡でもある。国際通年企画「はたらく世界地図」では、働く現場にいる人たちの姿や思いに光を当て、私たちが生きる時代の「世界地図」を描いていく。

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 編集会議はいつものように談論風発だった。風刺漫画家のコリンヌ・レイ(通称ココ)は、携帯の時計を見た。保育園に娘を迎えに行く時刻だ。ココは身支度を整え、そっと編集部を出る。「さよなら」は告げなかった。

 2015年1月7日、パリ中心部の風刺週刊紙シャルリエブド本社。ココが編集部から階段を下りると、男2人と出くわした。覆面姿、手に自動小銃。「編集長はどこだ。シャルリへ案内しろ」。ココは凍り付いた。

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