日野町事件の再審公判に向け、裁判官、検察側、弁護側による協議が開かれた大津地裁=19日午後
 日野町事件の再審公判に向け、裁判官、検察側、弁護側による協議が開かれた大津地裁=19日午後
 再審制度を見直す政府の刑事訴訟法改正案のイメージ
 「日野町事件」の再審公判に向けた第3回3者協議のため、大津地裁に向かう阪原弘次さん(右から2人目)と弁護団ら=19日午前

 日野町事件の再審公判協議で、大津地検が19日、有罪立証を断念した。検察による抗告で遅れた再審手続きは大きな節目を迎え、無罪が確実に。検察内では有罪主張すべきだとの意見もあり、再審制度見直しの議論にも「全く関係ない」と強気だったが、検察批判を意識したような結果となった。ただ無罪を補強する証拠が開示されるかどうかは不透明で、弁護団にとっては検察とのせめぎ合いが続きそうだ。

 ▽2度抗告

 「記録を改めて慎重に精査・検討した」。大津地検はコメントを公表し、断念の理由をこう説明した。これに対し主任弁護人の石側亮太弁護士は、再審開始決定時点から新証拠は出ていないと指摘し「検察は最初から無理だと分かって抗告した...

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