新大医学部の「ヒポクラテスの木」の傍らに立つ牛木辰男さん。そばには中田瑞穂が揮毫した碑もある=5月7日、新潟市中央区の新大旭町キャンパス

 エーゲ海に浮かぶギリシャ・コス島に、古代ギリシャの医聖ヒポクラテスが、木陰で弟子を教えたと伝わるプラタナスの大木がある。今から50年以上前、この伝説の木から実を持ち帰り、県内外に「ヒポクラテスの木」を広げた県人がいる。県立がんセンターの副院長などを務める傍ら俳人としても活躍し、昨年3月に101歳で亡くなった蒲原宏さんだ。蒲原さん亡き後も青々とした葉を広げる県内の「ヒポクラテスの木」を訪ね、思いを受け継ぐ関係者に話を聞いた。

(報道部・萩野玲子)

夫婦で育てた「ヒポクラテスの木」…新潟大医学部に残る「1号」

元県立がんセンター副院長の故蒲原宏さん「吾れ採種妻が育てし医聖の木」

 コス島由来の「ヒポクラテスの木」は、国内の公園などで目にするプラタナスと比べ葉っぱの切れ込みが深いように感じるという。「もう花が咲いたのかな」。5月初め...

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