「作品制作が自分の人生をより豊かにし、深く理解する原動力になってきた」と話すスクリプカリウ落合安奈さん
 「作品制作が自分の人生をより豊かにし、深く理解する原動力になってきた」と話すスクリプカリウ落合安奈さん
 「作品制作が自分の人生をより豊かにし、深く理解する原動力になってきた」と話すスクリプカリウ落合安奈さん
 写真集「ひかりのうつわ」を刊行したスクリプカリウ落合安奈さん

 湯気が上るパスタ。羊毛から糸を紡ぐ年老いた手。祭りの準備で花束を運ぶ男性。美術家のスクリプカリウ落合安奈さんが、自らのルーツと向き合い、1年間ルーマニアに滞在して出合った風景や人々の暮らしを写した写真集「ひかりのうつわ」(赤々舎)を刊行した。多様なメディアを用いて取り組んできたこのシリーズを「人生の第2章の始まり」と位置付ける。

 日本人の母とルーマニア人の父を持ち、日本で生まれた。小学生の頃に両親が離婚し、ルーマニアの文化を知らずに育ったが、名前や外見からルーツについて聞かれることが多く「ルーマニアという国が自分の中で透明な臓器として肥大化し、苦しかった。ずっとこの臓器に血を通わせたいと思って...

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