イランの首都テヘランで、ホルムズ海峡の形をした青いリボンで口をふさがれたトランプ米大統領のポスターの前に立つ警察官=9日(ゲッティ=共同)
 イランの首都テヘランで、ホルムズ海峡の形をした青いリボンで口をふさがれたトランプ米大統領のポスターの前に立つ警察官=9日(ゲッティ=共同)
 建物に描かれた反米の壁画の前を通り過ぎる男性=18日、テヘラン(WANA提供・ロイター=共同)
 北京の中南海でトランプ米大統領(右)を案内する中国の習近平国家主席=15日(ゲッティ=共同)
 調印式で握手するロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席=20日、北京の人民大会堂(共同)
 オマーン沖のホルムズ海峡に浮かぶ船=18日(ロイター=共同)
 パリの自宅でインタビューに答えるエマニュエル・トッド氏(共同)
 エマニュエル・トッド氏

 米国とイランの対立が長期化している。ホルムズ海峡封鎖など世界を揺るがす戦争が暴露したものは何か、フランスの歴史人口学者・家族人類学者エマニュエル・トッドさんが語った。(聞き手・構成は共同通信論説委員 軍司泰史)

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 米国とイスラエルのイラン攻撃は、とんでもない誤算だった。トランプ米大統領は米国の軍事力に幻想を抱き、イランを過小評価した。

 イランの背後にはロシアと中国がいる。米国はウクライナにおける戦争でロシアを打ち負かすことを諦め、中国には貿易戦争を仕掛けたが失敗した。イランの戦争は今や、ウクライナでの挫折以上に、米国のイメージを深く損なっている。

 ▽うそと真実

 まず米国の軍事・経済的な力の喪失があら...

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