
タカヨシの印刷工場。紙やインキ代の高騰に頭を悩ませている=7月4日、新潟市江南区
新型コロナウイルス禍からの業績回復を狙う新潟県内企業が、原材料の高騰や急激な円安に阻まれている。海外産の原材料を多く使うメーカーでは、仕入れ価格の上昇で利益が下押しされる事態になっている。円安の背景にあるのが、米国などとの金利差だ。10日投開票の参院選では、各党が物価高対策や安倍政権以来続く金融緩和の是非を巡って主張を繰り広げている。ただ、国際情勢が密接に絡むだけに“副作用”が読めず、県内製造業の現場からは「どうするのが良いのか」と悩む声が聞こえる。...
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