
H3ロケット6号機の打ち上げに成功し、記者会見で写真に納まるJAXAの山川宏理事長(左から2人目)ら=12日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター
昨年の打ち上げ失敗から中断していたH3ロケットの飛行が再開し、自前の衛星輸送手段がなかった日本の宇宙開発は窮地を脱した。重い探査機の輸送や低い軌道への安価な輸送など、多様なニーズに応じる3種類の機体も出そろい、商業利用の拡大に一歩を踏み出した。ただ、米宇宙企業スペースXが席巻する世界市場への参入には実績不足が否めない。今後も成功を重ね、信頼を獲得できるか。
▽半年
「日本の宇宙輸送システムが、高い信頼性と国際競争力を発揮できるよう取り組む」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山川宏理事長は12日、打ち上げ後の記者会見で力を込めた。
H3は、自国の衛星を望んだタイミングで打ち上げるための「基幹ロケッ...
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