青空の下、三線の弾き語りで沖縄の歌を披露するシャーバー千亜希。見守る大学生たちが手拍子を送った=2026年3月、沖縄県豊見城市の豊崎美らSUNビーチ
 青空の下、三線の弾き語りで沖縄の歌を披露するシャーバー千亜希。見守る大学生たちが手拍子を送った=2026年3月、沖縄県豊見城市の豊崎美らSUNビーチ
 観光バスの最前部でマイクを握り、車内の大学生たちに語りかけるシャーバー千亜希。後方のフロントガラスには沖縄の地図が=2026年3月、沖縄県糸満市
 大学生たちと共に戦没者に黙祷するシャーバー千亜希(手前)。「未来を担う若者に沖縄戦の歴史を知ってもらいたい」と話した=2026年3月、沖縄県糸満市の平和祈念公園
 沖縄戦の死者の名を刻んだ「平和の礎」を大学生たちに案内するシャーバー千亜希=2026年3月、沖縄県糸満市の平和祈念公園

 めんそーれ、めんそーれ…。瑠璃色に輝く沖縄県の海が窓に広がる観光バスの車内に、シャーバー千亜希(48)の「歌三線」が満ちていく。

 バスガイド歴30年に迫るベテランが伝統の弦楽器、三線の弾き語りで披露したのは、美ら島の情緒を伝える民謡「めんそーれ、おきなわ」。観光学のゼミ合宿で静岡県から訪れた大学生ら19人が、座席から手拍子を送る。

 人との出会い 人と語らい 夢の島よ―。お気に入りの詞に情感を込め歌い上げたシャーバーは、マイクを握り「沖縄の魅力の一つは人です。言葉を交わすと時間そのものが思い出になります」。旅行中は地元の人々と積極的に交流してほしいと呼びかけた。

 (敬称略、筆者・大塚圭一郎、写真・藤井保...

残り1835文字(全文:2134文字)