
「対話による平和」を掲げるミュンヘン安全保障会議。ドイツの旧敵フランスのマクロン大統領も演壇に立った=2026年2月(撮影・ナンシー・イェサ、共同)
「ドイツ人は『力こそ正義』の世界が暗黒の地であることを知っている。わが国は20世紀、力の道を突き進み、恐ろしい結末を迎えた」
2026年2月13日、中世から栄えるドイツの古都ミュンヘン。「ミュンヘン安全保障会議」の冒頭、ドイツ首相のフリードリヒ・メルツ(70)が満場の聴衆に語りかけた。
米ソ冷戦下の1963年に産声を上げた安保会議。例年2月に開催される年次会合には、各国の元首・首脳や閣僚、国際機関のトップらの要人が一堂に集まる。
開幕演説はその晴れ舞台だ。メルツはその機を捉え、祖国の暗い歴史に言及した上で「世界は再び、力が支配する大国政治の時代に入った」と警鐘を鳴らした。
▽学生スタッフ
メルツの言葉...
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