
釧路地裁の法廷=17日午前(代表撮影)
26人が犠牲となった北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、釧路地裁は運航会社社長桂田精一被告(62)に実刑判決を下した。同乗していない被告の立場では防げない事故だったとする弁護側の主張を一蹴し、出航判断自体が誤りと認定。陸上の管理者の刑事責任を認めるのは異例といい、航海の安全確保を船長だけに委ねる姿勢を戒め、社会に警鐘を鳴らした。
▽予見可能性
「有罪判決の結果は良かったが、被告を許すことはできない」。鈴木智也さん=当時(22)=の遺影と共に傍聴した父親は閉廷後、厳しい表情を崩さなかった。鈴木さんは交際相手の女性と旅行中で、船上でプロポーズする予定だったという。
公判で焦点になったのは被告が事故を...
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