
中央大の谷口洋幸教授
LGBT理解増進法の施行から3年を目前に、施策の土台となる基本計画が、ようやく策定された。「国民の理解が不十分」との現状認識に立った原案は、保守系議員から異論が出て修正に追い込まれた。既存の施策が並ぶ内容に「共生とは逆の方向」との批判も。世界各国で同性婚が実現し、国内では自治体の同性パートナーシップ制度導入が広がったが、日本政府の後ろ向きな姿勢が際立った。
▽異例
当事者団体「fair(フェア)」代表理事松岡宗嗣さん(31)は「あまりに不十分な内容だ」と憤る。法で義務付けられた基本計画が3年近く策定されない「異例の事態」の末、既存の施策が並び「理解増進を大きく進めようという姿勢は感じられない」。
...
残り734文字(全文:1033文字)












