作家の半藤一利さんの人柄などについて語ったフォーラム=8月6日、長岡市のホテルニューオータニ長岡
作家の半藤一利さんの人柄などについて語ったフォーラム=8月6日、長岡市のホテルニューオータニ長岡

 「日本のいちばん長い日」などの著作で知られる作家の半藤一利さん(旧制長岡中学出身)を追悼し、平和について考えるフォーラムが6日、新潟県長岡市内のホテルで開かれた。半藤さんと親交があった大和ミュージアム(広島県呉市)の戸髙一成館長らが登壇し、「歴史探偵」として徹底的に史実を調べ上げる半藤さんの人柄を紹介。現在でも戦火が絶えない中、戦争を経験してきた歴史を知ることの重要性を強調した。

 長岡市の一般社団法人「シンクタンク・ザ・リバーバンク」が主催。戸髙さんのほか、日本経済新聞社総合解説センターの井上亮編集委員が登壇した。

 半藤さんは、東京の下町で生まれ育ち、14歳で東京大空襲を体験。父の郷里である...

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