日本ではポツダム宣言を受諾し、昭和天皇の玉音放送があった8月15日を「終戦の日」としていますが、国際的には重光葵(まもる)外相が降伏文書に調印した9月2日が太平洋戦争終結の日とされています。今回は「終戦の日」のその後を解説します。

Q 8月15日からも戦闘は続いたの?

A 日本は武装解除を進めましたが、8月18日にソ連軍が千島列島北東端のシュムシュ島(占守島)に進軍し、日本の守備隊と戦闘になりました。23日の停戦まで日本軍は約350人が死亡しました。

Q アジア各地で投降した軍人や民間人はどうなったの?

A 代表的な「シベリア抑留」では、ソ連によって約60万人が強制労働をさせられました。このうち約5...

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