オンラインでハワイ・ホノルルのミリラニ中の生徒と交流する南中の生徒=8日、長岡市南町2
オンラインでハワイ・ホノルルのミリラニ中の生徒と交流する南中の生徒=8日、長岡市南町2

 1941年12月8日(日本時間)に旧日本軍が米ハワイ・真珠湾の米軍基地に攻撃を仕掛け、日米が開戦し、80年がたった。新潟県長岡市出身で攻撃を立案した連合艦隊司令長官・山本五十六を知る人や開戦当時を知る市民は「戦争は悲惨。繰り返してはいけない」と平和の尊さを訴える。思いを受け継ごうと、ハワイ州ホノルル市と長岡市は姉妹都市として平和を願う交流を続けている。

 長岡市立南中学校(長岡市南町2)の2年生が8日、ハワイ・ホノルルのミリラニ中の生徒とオンラインで交流した。南中の生徒が平和に関する学習の成果を発表し、意見を交換して互いの理解を深め合った。

 市国際交流協会(大手通2)が企画した。昨年から見合わせている、市内の中学生が姉妹都市のホノルルを訪問する事業の代わりで、この日は両校をビデオ会議システムでつなぎ、2年生約140人が5グループに分かれて交流した。ミリラニ中は真珠湾の北西約20キロにあり、15人が参加した。

 南中の生徒は、平和学習で太平洋戦争の史料などが残る市内の施設を訪れたことや、1945年8月の長岡空襲の被害について学んだことを発表した。

 「真珠湾攻撃についてどう思うか」と英語で質問すると、ミリラニ中の生徒は「相手を知らない恐怖や領土拡大への欲求から起きた。一方で現在は友好的につながっている。双方にとって、良い悪いの両方の経験になった」と答えた。

 一方、ミリラニ中の生徒が、身近な人から戦争の話を聞いたことがあるかと尋ねたのに対し、南中の生徒は「祖父母から当時の日本の様子を聞き、心が痛んだ」と答えた。両国ではやっている映画やアニメのやりとりもし、異文化への理解も深めた。

 南中2年の女子生徒(14)は「貴重な経験になった。交流を通して、互いの意見を尊重することが大事だと感じた」と話した。男子生徒(13)は「学んできたことを共有して理解が深まった。世界では戦争中の所もあるので、学んだことを世界に発信していきたい」と語った。