
地元の中学生らが戦争のない世界を願いスピーチした「平和の集い」=8月11日、上越市中央1
太平洋戦争中に直江津捕虜収容所で亡くなったオーストラリア兵や、刑死した日本人職員らを慰霊する「平和の集い」が8月11日、新潟県上越市のレインボーセンターで開かれた。市民ら約80人が参加し、不戦への思いを新たにした。
直江津捕虜収容所はオーストラリア兵約300人が収容され、寒さと飢え、強制労働で60人が死亡。日本人職員8人が戦後、責任を問われ刑死した。
集いは毎年、上越日豪協会が収容所跡地の平和記念公園で開いているが、猛暑のため屋内に変更した。
会場には亡くなった捕虜と職員の名前、地元の小学生らのメッセージを書いた灯籠を設置。参加者が、上越市の児童文学作家杉みき子さんの詩「鎮魂」を朗読し、黙と...
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