津波に流され、漂着したとみられる石川県能登地方の漁船=1月4日、糸魚川市藤崎
津波に流され、漂着したとみられる石川県能登地方の漁船=1月4日、糸魚川市藤崎

 新潟県の上越海上保安署は1月7日、能登半島地震による津波で石川県能登地方の漁港から流出したとみられる小型漁船を新たに2隻確認した。津波発生から1週間で上越、糸魚川両市に漂着した漁船は計12隻になった。

 2隻はいずれも上越市柿崎区の海岸でパトロール中の保安署員が発見した。船の長さは約5メートル。船体の船名や漁船登録番号で石川県の漁船と確認した。

 津波の影響で漂着したとみられる漁船は1月4日に8隻、5日に2隻が発見されていた。上越海上保安署は流出の恐れがある漁船をロープなどで固定。今後は「県や市と情報共有し、対応を検討中」としている。