1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方で震度7の地震が発生しました。新潟県内でも長岡市で震度6弱を観測したほか、津波や液状化による被害が発生、土砂崩れや建物の倒壊なども起きています。1月1日から7日までの7日間を写真と動画で振り返ります。(3回続きの3)

■新潟県内の被害状況(1月8日午後1時現在)

・人的被害 47人(重傷5人、軽傷42人)
・住宅被害(新潟市をのぞく) 908棟(半壊1、一部損壊906、床上浸水1)
・新潟市「被災程度調査中」が3749件

◆[新潟市]3日 引き上げる

駐車場の地面から溢れた砂で埋まった車の引き上げ作業=1月3日、新潟市西区善久

◆[新潟市]3日 建物の応急危険度判定

能登半島地震で被災した建物に新潟市職員が行った応急危険度判定=1月3日、新潟市西区大野

◆[上越市]3日 撤去

重機が入り土砂の撤去が始まった上越市の国道8号の土砂崩れ現場=1月3日、上越市茶屋ケ原

◆[上越市]3日 夜通し

夜通しで復旧作業が続けられた国道8号線の土砂崩れ現場=1月3日、上越市茶屋ケ原

◆[糸魚川市]4日 漂着

能登半島地震の影響で、石川県から糸魚川市の海岸に漂着した漁船=1月4日、糸魚川市藤崎の海岸

◆[見附市]4日 トイレトレーラー

見附市が、能登半島地震で被災した石川県能登町に支援物資としてトイレトレーラー(写真右奥)を派遣=1月4日、見附市役所

◆[新潟市]4日 続く避難

地震の影響で自宅が半壊。坂井輪中学校の避難所から、黒埼市民会館へと移動した70代男性とその家族ら=1月4日、新潟市西区鳥原

◆[新潟市]5日 復旧へ 

地震で被害を受けた水道管の交換作業。新潟市などで断水が起きた。新潟市西区の断水は7日にほぼ解消された=1月5日、新潟市西区山田

◆[上越市]5日 ブルーシート

総合体育館でブルーシートを配布。受け取りに来た市民(右)と、手伝う職員=1月5日、上越市木田1

◆[新潟市]6日 ボランティア

住宅と幹線道路との間に貯まった土砂を撤去するボランティア。ボランティア活動が本格化した=1月6日、新潟市西区善久

◆[新潟市]6日 運転再開

能登地震による線路陥没の影響で部分運休していた越後線が全線で運転再開。大糸線も再開し、県内の鉄道はすべて再開となった=1月6日、新潟市西区内野町のJR内野駅

◆[新潟市]7日 降雪の中で

降りしきる雪の中で続けられた土砂の撤去=1月7日、新潟市西区善久

◆[新潟市]7日 被害調査

本格的に始まった建物被害調査。職員は住人に聞き取った。被害の全容はいまだ分からず、調査依頼は増え続けた=1月7日、新潟市西区善久

◆[長岡市]7日 能登半島へ

能登半島地震で被害を受けた珠洲市へ派遣される日本赤十字社新潟県支部の日赤医療救護班の出発式=1月7日、長岡市千秋2

 能登半島を震源とした地震は、新潟県内にも大きな影響と被害をもたらした。自宅やインフラなどの復旧に向けた活動は1月3日以降、本格化していった。県内で汗を流した人たちがいる。石川県へ救援に向かった人たちがいる。まだまだ汗を流す人たちが各地にいる。8日現在で、県内でも被害の全容はまだ分かっていない。震源に近い地域では厳しい状況が続いている。地震の発生から1週間が過ぎた。

=おわり=

[ドキュメント新潟の1週間]1月1日編

[ドキュメント新潟の1週間]1月2日編

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