
無数の亀裂が入った駐車場を見詰める真島博司社長=新潟市西区のマシマ
能登半島地震で液状化の被害に見舞われた新潟市西区では、地域に密着した中小事業者にも被害が出ている。給排水設備工事を請け負う有限会社マシマ(西区内野町)は、倉庫が大きく損傷。必要な機材も取り出せないという。真島博司社長(70)は「こんなことが起こるとは思ってもみなかった。どう再建していこうか」と頭を悩ませる。
事務所など建物の倒壊は免れたが、二つある倉庫の一つは、液状化で基礎部分が深く沈み込んだ。屋根は湾曲し、シャッターも傾き動かせなくなった。長年使ってきた倉庫だが、真島社長は「こんな状況では、取り壊さざるを得ないのではないか」と嘆く。
倉庫以外にも損傷は至る所に出ている。駐車場は無数の亀裂が...
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