国の「住宅・土地統計調査」を基に、現行の耐震基準が導入されていない1980年以前に建てられた住宅の割合を共同通信が分析したところ、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市は65%で、データのある全国1086市区町村の中で最も高かったことが2月2日分かった。半島内の能登町は61%、輪島市も56%と6割前後あり、被害拡大につながった可能性がある。背景には人口減少や高齢化があり、国土交通省は高齢世帯の耐震改修促進など対策を検討する。

 輪島市は2日...

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