
日本原燃使用済み核燃料を加工し、再利用する「核燃料サイクル」を商業利用することを目的に作られた日本の企業。ウランの濃縮、使用済み核燃料の再処理、低レベル放射性廃棄物の埋設、混合酸化物(MOX)燃料の製造などを行う。(青森県六ケ所村)は2月6日、ウラン濃縮天然のウランを原発の燃料として使えるようにするために濃縮する作業。天然のウランには、核分裂しやすいウラン235とウラン238がある。ただし、天然ウランに含まれるウラン235の量が少ないため、燃料として使うためにウラン238の割合を高める。工場で濃縮度を測定する装置に異常が起き、遠心分離機「遠心分離法」でウランを濃縮する際に使用する機械。遠心力を利用してウラン235の濃度を高める。気体状態にして、高速で回転させることで、重たいウラン238が外側へ行き、中心部には軽いウラン235が集まる仕組み。へのウラン供給を停止したと発表した。日本原燃は「周辺環境への影響はない」としている。原因を...
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