
企業分析の成果を発表する学生=新潟市西区
日本政策投資銀行新潟支店と新潟大経済科学部が連携し、3年生が県内企業を題材に財務分析や戦略提案に取り組む演習が初めて開かれた。行員の分析手法を体験することで実務的な視点を養うとともに、地元企業への理解を深めてもらうのが狙い。就職活動を控えた学生は「データに基づき分析、説得する訓練になった」と手応えを語った。
取り組んだのは、中村篤志講師が受け持つゼミ(金融論)の3年生13人。政投銀新潟支店の行員が2023年10月、財務分析の方法を指導。学生はチームに分かれて対象企業を選び、決算書や有価証券報告書といった公開資料を基に、業界動向や市場規模、成長性や安全性、競合などを分析した。
「海外からの投資...
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