戦争や災害で犠牲になった人々を追悼し、黙とうする参加者=13日、上越市名立区
戦争や災害で犠牲になった人々を追悼し、黙とうする参加者=13日、上越市名立区

 戦争や災害の歴史を語り継ぎ、平和について考える式典「名立・平和を願う日」が13日、新潟県上越市名立区の名立地区公民館で開かれた。参加者は太平洋戦争中、多くのオーストラリア兵捕虜が亡くなった直江津捕虜収容所と戦後のオーストラリアとの友好交流の歴史を学び、平和の尊さを胸に刻んだ。

 住民らでつくる実行委員会が主催し、8回目となった。名立では1949(昭和24)年3月30日、海岸に漂着した機雷が爆発し、子どもら住民63人が犠牲になる「名立機雷爆発事件」が発生。こうした悲劇や災害の教訓を後世に残そうと、爆発事件の発生日に近い日に式典を行っている。

 今年は収容所の歴史を語り継ぎ、オーストラリアとの民間交...

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