
柏崎刈羽原発
東京電力は3月29日、2024年度の核燃料などの輸送計画を発表した。東電が早期再稼働を目指す柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。6、7号機で保管する使用済み核燃料原発で一度使用した燃料。原発の燃料は原料であるウラン鉱石を加工し、焼き固めた「ペレット」と呼ばれるものの集合体で、使用後も見た目や形は使用前と変わらない。を含め、柏崎刈羽原発の号機間の輸送については実施時期を未定とした。
柏崎刈羽原発のプールにある使用済み核燃料の貯蔵率を巡っては、新潟県柏崎市の桜井雅浩市長が6、7号機の貯蔵率を「おおむね80%以下」に...
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