
2023年度最後の取引となった3月29日の東京株式市場の日経平均株価 日経平均株価 日本の代表的な株価指数。景気の先行きを示す指標とされる。東京証券取引所の最上位のプライム市場に上場するトヨタ自動車やソニーグループなど主要な225銘柄の値動きを基に、日本経済新聞社が算出する。バブル経済期の1989年12月29日に終値で3万8915円87銭の当時の最高値を付けた後、長期にわたって低迷していた。(225種)は、終値が前日比201円37銭高の4万0369円44銭となり、2万8000円超だった22年度末と比べて約44%上昇した。24年2月には34年ぶりに最高値を更新し、4万円台に突入するなど歴史的な1年だった。年度末としては2年連続で上昇した。
東証株価指数(TOPIX)は22年度末比765・12ポイント高の2768・62だった。率にして約38%上昇した。
23年度は5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、経済活動が本格的に回復した。平均株価も上昇傾向を強め、6月には3万3000円台に乗せた。...
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