レックスの社員と一緒にテニスコートを修復する新潟工業高校の生徒たち=4月2日、新潟市西区小新西1
レックスの社員と一緒にテニスコートを修復する新潟工業高校の生徒たち=4月2日、新潟市西区小新西1

 能登半島地震による液状化水分を多く含んだ砂質の地盤が、地震による強い揺れで液体のように流動化する現象。地表に水や砂が噴出したり、地盤が沈下したりする。土管やマンホールが浮き上がることもある。埋め立て地や干拓地など、緩い砂質で地下水位が高い場所で起こりやすい。条件を満たせば内陸でも発生する。1964年の新潟地震では橋や鉄筋コンクリートの建物といった大型構造物が崩れ、対策工法の開発が進むきっかけになった。阪神大震災や東日本大震災でも発生した。の被害を受けた新潟市西区の新潟工業高校で4月2日、テニスコートの修復作業が行われた。ソフトテニス部の部員が、建設会社「レックス」(新潟市中央区)の協力を得て、一緒にコートを平らに仕上げた。

 新潟市西区は液状化の被害が激しく、新潟工業高も被災した。校舎玄関前の階段が斜めになったほか、液状化の影響でテニスコートは約10センチ沈下。部活の練習が十分にできない状態だった。

 新潟工業高と...

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