移転後の長岡戦災資料館に新設される遺影展示室のイメージ(長岡市提供)
移転後の長岡戦災資料館に新設される遺影展示室のイメージ(長岡市提供)

 新潟県長岡市坂之上町3の旧互尊文庫への移転が決まっている長岡戦災資料館について、移転後の展示テーマや構成の概要が5月13日、分かった。366人分集まっている長岡空襲犠牲者の遺影を全て常設展示し、亡くなった経緯や人となりなども紹介する。来館者に命の尊さを伝えるとともに、復興の歩みや、平和を求めてきた市民活動の展示を拡充する。

 5月13日に開かれた長岡市議会議員協議会で、市側が説明した。戦災資料館は現在、長岡市城内町3の民間ビルに入っているが、移転後は施設面積が現在の約3倍の約1300平方メートルに広がるため、市は展示内容の充実を検討していた。

 4階建ての旧互尊文庫を改修し、1階には遺影展示室を...

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