
市民から寄せられた生活用品などが並ぶ所蔵資料展=長岡市城内町2
新潟県長岡市は、1945年8月1日の長岡空襲の悲惨さを伝え、資料や体験談を集めている長岡戦災資料館(城内町2)の20周年記念誌「語りつぐ長岡空襲」を発行した。10周年誌を改訂し、新たに70人分を加えた363人の遺影を収録。小中学生の平和学習の取り組みにも触れた。また、発行に合わせた所蔵資料展を2月25日まで開いている。
戦災資料館は2003年7月12日に開館した。市民ボランティアが運営に関わり、資料展示のほか、空襲殉難者の遺影や空襲体験画の収集を行った。体験者自らに空襲の記憶を語ってもらう活動や紙芝居の上演で、小中学生らに平和の尊さを伝えている。
20周年誌は市民から過去10年間で寄せられた...
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