
従業員の負担軽減も兼ねてベッドに改められた「みなみ旅館」の客室=佐渡市住吉
「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成される。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産登録を見据え、新潟県佐渡市内の宿泊施設や交通機関が業務の効率化や集約を進めている。慢性的な人手不足を踏まえ、敷布団からベッドに変えて従業員の負担軽減に取り組んでいる旅館があるほか、新潟交通佐渡は利用の少ない定期観光バスを休止。人気ルートでの運転手確保を優先させた。限られたスタッフでサービスを維持するための模索が続いている。
佐渡金山は、7月の世界遺産委員会で...
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