新潟県内上場企業(銀行を除く26社)の2024年2、3月期決算が5月27日までに出そろった。原材料やエネルギー価格の上昇分を販売価格に転嫁する動きが広がり、6割超の16社が増収となった。為替の円安傾向も輸出企業の業績を押し上げ、純損益も16社が増益。売上高、利益が過去最高を記録する企業も目立った。

 25年2、3月期も、19社が増益か黒字転換、横ばいを見込んだ。

 県内スーパー最大手のアクシアルリテイリング(長岡市)は、売上高が前年比6・0%増の2702億2400万円と過去最高を更新。純利益は17・1%増の74億4200万円となった。商品値上げを進めつつ、節約志向に対応するため購入頻度の高い商品...

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