池平発電所付近の用水路を見学するセネガル政府機関の職員ら=魚沼市池平地区
池平発電所付近の用水路を見学するセネガル政府機関の職員ら=魚沼市池平地区

 西アフリカ・セネガル政府の農業関連機関の職員5人が5月20日から22日にかけて、稲作振興策を学ぶため新潟県魚沼市で研修した。行政や土地改良区の役割をはじめ、水利施設の維持管理、コメのブランド化など幅広く理解を深めた。

 一行は、国際協力機構(JICA)によるセネガル川流域のコメ生産量増加に向けた支援プロジェクトの一環で来日した。

 業務を受託した日本工営(東京)によると、セネガルはコメが主食だが、自給率は50%程度にとどまり、将来的な人口増加を見据えた生産量の増加が差し迫った課題だという。コメのトップブランド、魚沼コシヒカリの産地として魚沼市が研修先に選ばれた。

 広神コミュニティーセンターでは、...

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