
アラの握りずしや混ぜ込みご飯を味わった試食会=柏崎市東本町の市民プラザ
全国的に「幻の高級魚」といわれる希少種で、新潟県柏崎市が売り込みを図る「アラ」についての講演会と試食会が、柏崎市市民プラザで開かれた。地元漁師が柏崎独特の漁法を説明し、参加者は白身の上品かつ濃厚なアラを味わった。
アラは水深200メートルほどの岩礁に生息。柏崎では5〜9月に漁期のピークを迎え、年1・7トンほどの水揚げがある。九州でアラと呼ばれる「クエ」とは別の魚で、エラぶたや背びれの鋭いとげが特徴だ。数が少ないため、市場価格は1キロ当たり5000円以上になるという。
柏崎市は「おけ流し一本釣り」の伝統漁法で釣り上げ、船上で神経締め処理をした重さ2キロ以上の魚を「柏崎のアラ」と認定し、ブランド...
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