
宝山酒造
新潟市西蒲区の酒蔵「宝山酒造」が、新潟地裁から7月19日付で破産手続きの開始決定を受けたことが7月24日、分かった。帝国データバンク新潟支店によると、負債総額は約2億2千万円。日本酒離れなどを背景に経営が悪化していた。在庫品の販売は続けており、事業の譲渡先を探す。
帝国データバンク新潟支店によると、宝山酒造は1885年に創業し、1953年に法人化した。自社ブランドの日本酒「宝山」を主力に、甘酒やリキュールなども製造販売。酒蔵見学で集客を図り、1995年6月期に売上高約2億6100万円を計上していた。
近年は日本酒離れが響き、インターネット販売を強化したが業績は低迷。2023年6月期の売上高は...
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