栗山大河氏
栗山大河氏

 県内を代表する企業で今年、30〜40代の新社長が相次いで誕生した。人口減に伴う国内市場の縮小、デジタル化への対応など地方企業は大きな課題に直面する。先代からのバトンを受け、新しい発想で、自社だけでなく新潟の経済をどうリードしていくのか。抱負を聞いた。(4回続きの4)

<3>八海醸造・南雲真仁社長

 「ばかうけ」をはじめユニークなネーミングや企画力で知られる米菓大手の栗山米菓(新潟市北区)の新社長に、栗山大河氏(31)が就任した。伝統的なカテゴリーの米菓だが、人気商品を生かした若年層への浸透やAI(人工知能)活用によって伸長を目指す。

-米菓の市場環境は。

 「少子高齢化と若者のコメ離れが構造的にはあるが、健康志向のニーズを取り込んだ米菓は伸びている。...

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