
佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市新穂長畝)は8月6日、佐渡トキ保護センターを含む国内7施設で飼育するトキの、今季の繁殖結果を発表した。計23組のペアからひな37羽がふ化し、そのうち31羽が巣立った。昨季より巣立ちは10羽増え、おおむね計画通りだった。
産卵した124個のうち、有精卵は62個。1ペア当たりの産卵数は5・4個で昨季の5・9個を下回ったが、ふ化率は61・7%で昨季より8・4ポイント上がった。中国から提供されたトキのうち、関関(グワングワン)(8歳雌)のペアから1羽巣立った。
昨季ふ化が確認されなかった佐渡トキ保護センターでは、今年は4羽が巣立った。人の姿が目に入らないよう飼育ケー...
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