おばあちゃんの家にある渋いお菓子を一堂に集めた「ぶつだんスイーツフェスティバル」=8月7日、新潟市中央区
おばあちゃんの家にある渋いお菓子を一堂に集めた「ぶつだんスイーツフェスティバル」=8月7日、新潟市中央区

 白い砂糖がついたカラフルなゼリーや五家宝(ごかぼう)、栗まんじゅう…。おばあちゃんの家で出される、あのお菓子を一堂に集めた「ぶつだんスイーツフェスティバル」が、新潟市中央区大島の「デイリーヤマザキ新潟大島店」で開かれています。SNSで話題沸騰のフェスを、リポートします。

 昭和感満載の店内装飾にたじろいでいると、オーナーの坂口正之さん(52)がフェス会場へと案内してくれました。

 会場には「ぶつだんスイーツフェスティバル」と書かれたポップと一緒に、仏壇やお墓に供えられている、レトロ系のお菓子がずらりと並んでいました。坂口さんは「昔は食べたくなかったけど、今食べるとメチャうまいんですよ。特にゼリーがおいしかったです」と教えてくれました。

◆シブい…からこそ、売ってみたい!

 ぶつだんフェスなる奇祭を企画したのは、なぜでしょうか。

 2024年春、取引先からおすすめ品としてレトロ系のお菓子のカタログが複数、届いたのがきっかけでした。坂口さんは「...

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