
核廃絶と世界平和を祈った原爆犠牲者追悼式=8月9日、新潟市中央区
長崎へ原爆が投下されてから79年となる8月9日、新潟市中央区の新潟市役所で犠牲者を追悼する式典が開かれ、約100人が平和な世界の実現を願い、祈りをささげた。
式典は県原爆被害者の会と市、市職員労働組合が主催し、毎年開催している。
原爆がさく裂した午前11時2分に出席者全員で黙とうし、祭壇に白菊を献花した。
被爆2世で県原爆被害者の会の西澤慶子さん(67)はあいさつで、「悲惨な体験をした被爆者にとって語り部になることはあの日の体験を繰り返すことで、痛みを伴う。でも、その言葉は平和を守る礎になった」とし、「昨今の核を脅しに使う姿勢は断固許してはいけない」と強調した。
式典後、原水爆禁止県協議会(...
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