地元の小中学生らが戦争のない世界を願いスピーチした「平和の集い」=8月11日、上越市中央1
地元の小中学生らが戦争のない世界を願いスピーチした「平和の集い」=8月11日、上越市中央1

 太平洋戦争中に直江津捕虜収容所で亡くなったオーストラリア兵や、その責任を問われて刑死した日本人警備員らを慰霊する「平和の集い」が8月11日、新潟県上越市で開かれた。市民ら約100人が不戦を誓い、平和の尊さをかみしめた。

 直江津捕虜収容所はオーストラリア兵約300人が収容され、寒さと飢え、強制労働で60人が死亡した。日本人警備員8人は戦後、責任を問われ刑死した。

 集いは毎年、上越日豪協会が収容所跡地の平和記念公園で開いてきたが、猛暑のため2023年に続き、屋内で実施した。

 会場には亡くなった捕虜と日本人警備員の名前のほか、地元の小学生らによる平和へのメッセージを書いた灯籠を設置。上越市の児童文...

残り108文字(全文:408文字)