
災害への備えや避難方法などについて発表する大島中学校の2年生=新潟県三条市大島
中越地震から20年が近づく中、新潟県三条市大島の大島中学校で防災教育授業研修が行われた。2年生約20人が防災の学習について報告。災害対策の知識を多くの人に伝える大切さや、地域の特性も考えた避難方法をあらかじめ考えておくことなどを発表した。
校区内の小学校も含めた教員の研修として24年7月中旬に実施した。生徒は1年生のころから、中越地震で被災した小千谷市や長岡市の伝承施設を見学するなどして学習を続けており、研修では数人ずつのグループに分かれて発表した。
知識を伝える大切さを発表したグループは、「防災新聞」を制作して紹介。地震で揺れが収まるまで安全を確保するための行動や、火災時の煙の中での避難方...
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