
漢学の里しただが作った「福顔酒造の梅ゼリー」=三条市庭月
新潟県三条市の福顔(ふくがお)酒造(林町1)の梅酒作りで漬け込んだ梅を、地元の道の駅「漢学の里しただ」(庭月)がゼリーに仕立てて販売している。梅酒の風味を生かした大人向けのスイーツだ。市内では他にも福顔酒造の酒かすが出回る時期にアイスの原材料に加えるなど、副産物を活用する動きがじわりと広がっている。
福顔酒造は2022年から毎年1500本ほど梅酒を作っている。県内有数の産地の田上町産「越の梅」と、全国トップブランドの和歌山県みなべ町産「南高梅」を、半分ずつ使い、数カ月漬け込む。濃く、しっかりとした味わいが特徴だ。
ただ、瓶には梅酒だけを詰めるため、梅自体の使い道が課題だった。福顔酒造社長の小...
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