花角英世知事(左)に要望書を手渡すJA県中の伊藤能徳会長=県庁
花角英世知事(左)に要望書を手渡すJA県中の伊藤能徳会長=県庁

 新潟県農協中央会(JA県中)など県内の農業関係団体が、県庁に花角英世知事を訪ね、2025年度の予算編成に対する要請書を提出した。米不足や販売価格が高騰しているが、市場の安定に向け25年産米の作付けが需要を超えないよう、非主食用米生産への支援などを求めた。

 JA県中の伊藤能徳会長ら7団体の役員が出席し、稲作や畜産、厚生連病院など重点6分野について要望した。

 稲作では、需要に応じたコメ生産の推進に向けた働きかけの強化や、高温耐性コシヒカリの開発促進を要請。経営危機を公表している厚生連病院への緊急財政支援も改めて求めた。

 花角知事は「足元ではコメの販売価格が高騰しているが、基本は需要に応じた生産を...

残り123文字(全文:423文字)