コメ市況調査会社の米穀データバンクは8月8日、新潟県の2024年産米の作況指数(平年=100)が、7月末時点で「平年並み」の99になるとの予想を発表した。ただ、8月以降の気象状況によって実際の指数は変わる可能性がある。

 気象データから推計した。新潟県内は梅雨明けが遅れ、7月は日照時間が平年よりやや短かったものの、気温は平年並みで推移し、生育状況に大きな影響はなかったとみている。

 米穀データバンクが2023年同時期に発表した、23年産の作況指数は「平年並み」の101だった。しかし、穂が栄養をため込む「登熟期」にあたる8月以降、高温と渇水が重なり、国が発表した作況指数の確定値は95の「やや不良」...

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