出荷が始まった五泉市特産のサトイモ「帛乙女」=9月9日、五泉市一本杉
出荷が始まった五泉市特産のサトイモ「帛乙女」=9月9日、五泉市一本杉

 新潟県五泉市特産のサトイモ「帛乙女(きぬおとめ)」の出荷が9月9日、始まった。市内の集配センターには地元農家が丹精込めて作った帛乙女が次々と運び込まれ、丸々と育った秋の味覚が県内外に送られた。

 帛乙女は滑らかな食感ときめ細やかな白さが特徴。「大和早生(わせ)」という品種で、1989年にブランド化された。今シーズンは約170戸の生産者が約60ヘクタール作付けし、約930トンの出荷を見込む。JA新潟かがやきによると、2024年は夏場に雨が多かったため、生育は順調だという。

 出荷作業は五泉市一本杉の集配センターで行われ、ローラーで次々と流れてくる帛乙女に傷みなどがないか、作業員らが確認し、箱詰めし...

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