出荷作業が本格化している高級イチジク「ビオレソリエス」=9月10日、佐渡市小木町
出荷作業が本格化している高級イチジク「ビオレソリエス」=9月10日、佐渡市小木町

 新潟県佐渡市小木地区で、フランス原産の高級イチジク「ビオレソリエス」の出荷が本格化している。2023年は猛暑で生産量が落ち込んだが、2024年の生育は順調。9月10日朝も収穫したばかりの黒色の果実が、農家によって集出荷施設に持ち込まれていた。

 小木地区では約20年前から栽培が始まり、現在は12軒の農家が「おぎビオレー」のブランド名で販売している。小ぶりな果実と20度以上にもなる糖度が特徴。栽培が難しく、収穫量も少ないため「黒いダイヤ」とも呼ばれる。

 今年は9月2日に出荷が始まった。10日朝、佐渡市小木町にあるJAの集出荷施設には、農家がパック詰めしたビオレソリエスを次々に運び込んだ。JAの担...

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