不燃物処理場に運びこまれた不法投棄のタイヤ。その後、処理された=5月ごろ、胎内市中村浜(新発田広域クリーンセンター提供)
不燃物処理場に運びこまれた不法投棄のタイヤ。その後、処理された=5月ごろ、胎内市中村浜(新発田広域クリーンセンター提供)

 新潟県の新発田、胎内両市で廃タイヤの不法投棄が急増している。2024年度8月末時点の投棄数は589本と、2023年度の総本数(682本)に迫る勢いだ。関係者は巡回を強化するとともに、情報提供を呼びかけている。

 両市のごみ処理を担う新発田地域広域事務組合新発田広域クリーンセンターによると、ことし8月末時点で投棄が確認された589本の内訳は新発田市が193本、胎内市が396本。新発田市紫雲寺地区や胎内市塩沢地区などで確認されている。投棄場所は車で行きやすく、人目につかないなどの共通点があるという。廃タイヤは既に処分されているが、両市は警察に通報した。

 両市の廃タイヤの不法投棄数の推移は=グラフ参...

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