
(左)南魚沼市内に貼られている梅谷守氏のポスター。本人の姿は見かけない=南魚沼市宮、(右)魚沼市で行われた内田幹夫市長の市政報告会であいさつする高鳥修一氏=魚沼市吉田
自民党総裁選が熱を帯びる中、衆院早期解散論が広がっている。衆院新・新潟5区上越市、糸魚川市、妙高市、南魚沼市、魚沼市、十日町市、津南町、湯沢町は、新潟県上越市を中心とする旧6区に南魚沼、魚沼、湯沢の3市町を加えた計8市町からなる。ここを舞台に、2021年の前回衆院選で初当選した立憲民主党の現職梅谷守氏(50)=旧6区=と、130票差で敗れて比例復活した自民党の現職高鳥修一氏(63)=比例北陸信越=が4度目の対決をする見通しだ。焦点の一つが魚沼地域3市町での得票。過去の選挙結果から戦いを展望し、新たに加わった選挙区での両氏の動向を探った。
次期衆院選から新5区に加わる魚沼、南魚沼、湯沢の3市町。上越市を中心とした旧6区でしのぎを削ってきた立憲民主党の梅谷氏と自民党の高鳥氏にとって、3市町で知名度を上げることは喫緊の課題だ。高鳥氏が会合などに頻繁に顔を出して売り込みを図る一方、梅谷氏の動きはほとんど見えない。対照的な2人の動きを追った。...
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