
長岡市議会の議場がある複合型施設「アオーレ長岡」
新潟県の長岡市議会は9月定例会最終日の24日、災害時に自分の命は自分で守る「自助」と、身近にいる人で助け合う「共助」の理念を掲げた議員発議の条例案を全会一致で可決した。中越地震の発生から20年となる10月23日に施行される。行政による「公助」の重要性を前提とした上で、自助・共助の意識を未来につなげ、将来の防災や減災に生かすとしている。
可決、制定されたのは「長岡市自助・共助の意識を高め市民のいのちを守る条例」。市議会事務局によると、自助・共助を中心とする条例は横浜市に続き全国2例目。
災害時の市町村の責務は法律で定められており、公助が機能するまでの条例とした。条文では、自助で平時からの情報収...
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