
スーパー「安田屋」が掲げている黄色いフラッグ=長岡市東川口
中越地震から20年となるのに合わせ、新潟県長岡市川口地域の各所で、住民らがメッセージを記した黄色いフラッグを掲げている。大々的に行うのは2014年以来10年ぶりで、全国から寄せられた支援への感謝などを発信していく。
震災から3年がたった2007年、子どもたちが避難所で、簡易トイレ用の黄色い袋を画用紙代わりにして絵を描いて遊んでいた。その姿を見た大人たちが、「感謝の思いを書いて屋外に貼り出そう」と考えたのが、黄色いフラッグ掲揚の始まりだった。
地震から10年となる2014年で一区切りとし、その後は記憶の伝承の象徴として、黄色いヤナギバヒマワリを各集落で育てるようになった。震災から20年の節目と...
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