
訓練用の消火器で初期消火を練習する住民ら=10月20日、十日町西小学校
中越地震の被害を受けた新潟県十日町市は、発生20年を前に地震を想定した防災訓練を行った。防災意識の定着と地域防災力の向上を図ろうと、自主防災組織などが参加。避難場所への誘導や安否確認、初期消火訓練などに励んだ。
訓練は10月20日に行われ、中越地震と同じ震度6強の地震が発生したと想定。市は午前8時に緊急速報メールと防災行政無線で市民に伝達した。避難訓練の対象となった西部地区では住民が町内ごとに避難場所に移動し、点呼した。
指定避難所の十日町市西本町1の十日町西小学校では、約110人が訓練用の消火器を使った初期消火訓練を実施。避難所で使う段ボールベッドの組み立てや、パーティションの設置方法も学...
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