
液状化した地層を採取するボーリング調査を見学する児童たち=11月5日、新潟市江南区天野3
能登半島地震で液状化した新潟市江南区の天野地区で、新潟大学災害・復興科学研究所の卜部(うらべ)厚志教授が11月5日、地層を採取するボーリング調査を実施した。液状化したとみられる痕跡が地下3・5メートルほどの間に断続して複数見つかり、連続して液状化していた新潟市西区と異なる特徴があることが分かった。
調査は、新潟大学が独自に行っている。ボーリング調査とともに、地下の強度も調べて液状化した深さを特定するのが狙い。
液状化の痕跡が複数あった点について、卜部教授は「新潟地震時の痕跡かもしれず、さらに調べる必要がある」と強調。西区との違いについては「液状化の仕方が被害結果の差になった可能性はある」とし...
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