
新潟県内上場企業(銀行除く26社)の2024年8、9月中間決算が出そろった。コスト高に伴う商品単価の上昇や需要回復などで、全体の8割に当たる21社で売上高が前年同期から増えた。15社が増益で、過去最高益の企業もあった。減益や赤字幅拡大となったのは11社で、為替差損や原材料高などが響いた。
26社の中で最高となる売上高1988億400万円、純利益95億6200万円だったコメリ(新潟市南区)は、客数は伸び悩んだが、商品価格の上昇などが収益を押し上げた。
8月の南海トラフ地震臨時情報などの影響で、家具固定ポールなどの防災関連品のニーズも高まった。
早川博取締役は「園芸用品や工具などが堅調だった。プ...
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